Germany
研究・エビデンスBy AMI編集部
ドイツにおける合法化前後での大麻使用とその環境
本生態学的瞬間評価研究は、2024年4月のドイツの法改正前後における参加者49名の日常的な大麻使用を追跡したものである。若年層の参加者において、消費量に選択的な増加が見られた。消費量は屋外の場所で増加し、公共の場では減少した。また、休日における使用確率は高かった。
- 若年層の参加者において、消費量に選択的な増加が見られた(β = 0.01、95% CI 0.00〜0.02)。
- 消費量は屋外環境で増加し(β = 0.19、95% CI 0.04〜0.34)、公共の場では減少した(β = −0.46、95% CI −0.66〜−0.25)。
- 休日において、消費量ではなく使用確率が高かった(β = 3.91、95% CI 1.68〜9.08)。
- 抄録には本研究の限界についての記載はない。
当社の見解
観察研究であり、参加者は49名である。ドイツ全体の傾向として読むことはできない。合法化の前後で見られたのは、屋外での消費が増え(β = 0.19、95%CI 0.04〜0.34)、公共の場での消費が減った(β = −0.46、95%CI −0.66〜−0.25)という、場所の移動である。消費量の選択的な増加は若年層に限って観察されたもので、全年齢に及ぶ所見ではない。祝日について報告されているのは消費量ではなく消費が起きる確率であり、量が増えたと読むのは誤りである。加えて、この研究が扱ったのは合法化であって非犯罪化ではない。両者は別の制度であり、混同したまま他国に当てはめることはできない。
出典
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